ココロ

・・ねぇ、俺と付き合ってくれない？

私の1つ上の先輩・・・
今まで、色んな相談に乗ってもらってた
知っているｵﾄｺの知り合いで一番話しやすかった先輩

ﾜｶﾞﾏﾏだった私に我慢ができなくなって別れた元彼
悩んでいた私
友達にも話せなくて
ｺｺﾛを閉じ込めてた私

あれ？どうしたの？
この頃元気ないよね？
俺でよかったら愚痴聞くから言ってみなよ
ﾑﾘしてるとﾂﾗｲでしょ

先輩は私のｺｺﾛを見抜いたように言った

私の中で必死に抑えていたｺｺﾛが
流れ出した

いつでも笑顔で愚痴を聞いてくれた先輩　　　　　　　　
　　　　　　　　
隙間だらけだった私のｺｺﾛ　　　　　　　　　　
埋めてくれたのは先輩だった

当然のように芽生えたｺｲｺﾞｺﾛ

そんな時に先輩に言われたｺﾄﾊﾞ

付き合い始めた私と先輩
・・・でも・・・

ねぇ？どしたの？
この頃、ちょっと変だよ？

私は・・・ｺｺﾛを伝えれなかった
私のﾜｶﾞﾏﾏでﾀﾞﾒになった元彼のこと
今になって蘇ってきたあのときの気持ち

・・・先輩・・・私だけを見て
・・あの子を見ないで
・・ずっと一緒にいて

・・・・・怖かった
先輩を失いたくなかった
私のﾜｶﾞﾏﾏなｺｺﾛ
嫌ってほしくなかった

・・・なぁ
付き合いだしてから変わったよな
・・・あのさ
・・・別れてくれない？

私のｺｺﾛを砕く先輩の言葉　　　　　　　　　　　　

何で？どうして？
こんなに好きなのに
私のこと嫌いになっちゃったの？

また伝えれない私のｺｺﾛ

小さくなる先輩の後姿

・・・待ってよ
・・・待って、先輩
・・・・・私は
・・お願い・・行かないで
・・嫌だ・・もう大切な人を失うのは嫌だ

先輩！待って！！
先輩のことが好きなんです
先輩を失いたくない

・・振り返った先輩
初めて伝えれた私のｺｺﾛ

私の頭に手を置いて言った

・・・ずっと、待ってたよ
そのｺｺﾛ

失うのが怖くて伝えれなかったｺｺﾛ
でも、失わないために伝えなければいけないｺｺﾛ

私はやっと第一歩を踏み出した

・・貴方のｺｺﾛもきっとあの人に
・・・伝わるよ　　　　　　　　　　　　